道路標識が青ベースなワケとは…

すっかり日暮れがはやくなってきました。 何気にいつも見ている道路標識、青地に白で表現されていますね。 1825年、チェコのプルキンエによって発見された“プルキンエ現象”に由来するとかしないとか…(諸説有り?) プルキンエ現象とは? 色の見え方が変わる現象の一種で、網膜にある錐体細胞・桿体細胞の働きの違いによっておこります。 錐体細胞(すいたいさいぼう):主に明るい場所(昼間等)で働き、光を感じ、色を識別する。 桿体細胞(かんたいさいぼう):主に暗い場所(夜等)で働き、光を感じ、色を識別する。 錐体細胞はどんな色光も鮮明に見ることができるけど、桿体細胞は波長の短い光(青~青緑)に感度のピークがあり、波長の長い光(赤)は感じ取りにくいんです。(下図参照) つまり“薄暗い空間では赤は暗くて見にくく、青が明るくよく見える”ことになるんですね。 …よって、夜中でも視認性を高めるため、道路標識は青ベースなんです。 テストに出ますよ!(要チェック…^^) DTPエキスパート認証試験において、このプルキンエ現象はよく出題されます。 “メイスイ、アンカン”(明〈メイ〉るい場所は錐〈スイ〉体細胞、暗〈アン〉い場所は桿〈カン〉体細胞)で覚えやすいですよ(^^) written by ママラッチ